2020年09月25日(金) 投稿者: 事務局 担当者
『米国の学者が残した70年前の東京、カラー写真で復活』
70年以上前、オリバー・オースティン博士(ハーバード大鳥類学者)は、GHQ占領下の東京に4年間滞在し、東京都内各所(銀座和光、日本橋高島屋、国会議事堂、丸の内ビルなど)の様子や生活する人達の姿などをよく紹介してくれています。フロリダ州立大(FSU)の学生達が貴重な写真の保存のため、デジタル化してくれたおかげで、とても鮮明なカラー写真で楽しめます。
当時の都心は、未だ低い建物が多く、その分、東京の空は広く感じられ、築地の場外市場は最近までとあまり変わりません(左下写真)。
当時、皇居お堀端で釣りをしている人(真下写真)、丸の内ビル、街頭での紙芝居の写真など70年前の日本の姿が映っており、とても興味深く感じられます。
*フロリダ州立大(FSU)のカルバー教授(Prof.Culver)によるオリバー・オースティン博士に関する紹介動画では、同博士の日本での活動、東京での生活、近郊の農村の写真などが介されています。以下のサイトから御覧下さい。
https://austin.as.fsu.edu/about
(※写真はFSU Fine Arts Museum, OliverAustinデジタル写真より)
(令和2年9月25日記)
川原 英一
(マイアミ総領事/元駐グアテマラ大使)